ペットとわたしのエンディングノート

「ペットとわたしのエンディングノート」は、
大切なペットと一緒に歩んできた、
あなたご自身の「人生ノート」です。



ペットの飼い主さんにとって、ペットはいつもそばにいて幸せな毎日を約束してくれるかけがいのない存在です。それだけに、ペットの世話ができなくなるような事態が万が一起こったらどうしようと悩まれているのではないでしょうか。
そこで、ペットを愛する飼い主さんのために「もしもに備える ペットとわたしのエンディングノート」を発刊しました。
大切なペットへの想い、お世話になった方々への感謝と最後のお願いを書き留め、ペットの今後を誰にどのような方法で託すのかを考えるための一助としてつくりました。

ぜひいちど手に取って、書いてみたくなるページから書き始めてください。
書き進めていくうちに、あなたにとって手放すことができない貴重な「人生ノート」になるにちがいありません。

特定非営利活動法人ペットライフネット 代表理事 吉本 由美子



「ペットとわたしのエンディングノート」の特長

「~もしもに備える~ペットとわたしのエンディングノート」は、「ペットの終活」「わたしの終活」「ペットの終活×わたしの終活」の3部構成になっています。各部の特長を簡単にご紹介しましょう。

大切な思い出、可愛いしぐさ、SOSの心構え、
ペットのすべてが書き込めます。


初めてペットに出会ったときの思い出と感動は、忘れられないですよね。まず、ペットへの想いを書く欄を用意しました。写真を貼っておくと、思い出が鮮やかによみがえります。

ペットの性格や毎日の暮らし方、好きなごはん嫌いなおやつ、健康状態、ペットのために利用しているサービス、ペット仲間、そしてお葬式への希望も書いておくと、もしものときにお世話してくださる方が迷わなくてすみます。

「もしものときのSOS」として、ペットが迷子になった場合の対処法、防災への備え、ペットを預かってもらえるところ…など、備忘録としても役立つページを用意しています。

これまでの私をふりかえり、これからの私を考える、「自分史」です

エンディングノートといえば、遺産相続を意識した家系図や財産などを明記することが重要視されていますが、「ペットとわたしのエンディングノート」ではあなた自身が主人公の「自分史」として役立てていただけるように配慮しました。

そこで、「これまでの私をふりかえる」ため、私自身が大事にしていること、好きなこと、私の履歴、自分史などが書き込めるページを用意しました。また、「これからの私を考える」ために、老後の生活設計、見守り、財産管理、任意後見、死後事務、さらには遺言書についても考えていただけるようにしました。

ペットが幸せに生を全うできる終生飼養のあり方を考えます。

ここでは、もしものことがあった場合、大切なペットはどうなってしまうのか?という、究極の問をもとに、ペットの終生飼養に必要な費用を割り出します。あわせて、ペットライフネットの「わんにゃお信託🄬」も紹介しています。

エンディングノートと「遺言書」の違い

  エンディングノート 遺言書
法的な効力 なし あり
(死後に効力を発揮する)
書き方 自由
(写真、イラストなど思いのままに書ける)
書き方が決まっている
(規定された書き方でないと無効になる/自筆証書遺言はことに注意!)
費 用
  • ペットライフネットのエンディングノートは、1,000円
    (形式にとらわれないので、ノートとペンがあればOK!)
  • 自筆証書遺言:用紙とペン、印鑑など数百円
  • 公正証書遺言:公証人の手数料など数万円以上
伝える内容
  • ペットのこと
  • 医療や介護について
  • 葬儀やお墓
  • 遺産の整理や形見分け
  • 家族への感謝や想い

  …など、気がかりなことすべて

  • 財産の分け方について
  • 遺贈について
    (ペットのお世話を引き受けてくれる方へ資産を譲る場合など)
エンディングノートを書くことの意義

 

ペットの今後のこと、
終末医療、お葬式、遺産配分…などなど
後を託された家族が迷ったり、悩んだりしないで済みます。

エンディングノートを書くコツ
書きたいところから書く(一度に全部書く必要はない)
書き方は自由(写真やイラスト、動画などもOK! ペットの写真は必ず貼りましょう)
1年に1度、書き足す、書き直す (誕生日など、書く日を決める)

エンディングノートの保管場所
エンディングノートには資産など
大切な情報が詰まっています。
第三者の目につかない場所に厳重に保管を!

ただし、もしもの時に
エンディングノートを見つけてもらえなかったら、
自分の意思が生かせません。

エンディングノートを書いた意味がなくなります。

自分にもしものことがあった場合を考えて、
エンディングノートを読んで欲しい家族や友人に、
エンディングノートを書いていることを伝えておきます。
 

※各地の社会福祉協議から高齢者に「あんしんキット」を配布しています。
「あんしんキット」は名前や血液型、かかりつけ医、緊急連絡先などの情報を記入した用紙(「連絡票」)を専用容器に入れ、冷蔵庫に保管しておくものです。
災害時・緊急時など、自らの情報を伝えることができない場合に、駆けつけた救急隊員等が保管された「高齢者安心キット」の情報を読み、救急対応してくれます。
この「あんしんキット」のなかの「連絡票」にエンディングノートの保管場所を書いておかれてはいかがでしょう。

 

「もしもに備える ペットとわたしのエンディングノート」

  • 2023年3月3日 発行
  • 編集者:NPO法人ペットライフネット
  • 発行所:株式会社 清文社
  • 体裁:B5版・119頁
  • 定価:1,500円(税込1,650円)