イベント

「ペットのための『遺言書』講座」結果報告

ゴールデンウィークの初日、2024年4月27日(土)の午後1時30分から、大阪市立中央会館の第4会議室で、司法書士の木村貴裕をお招きして「ペットのための『遺言書』講座」を開催しました。
『遺言書』という、きわめて微妙なテーマですから、10名限定で実施しました。法律がからむ難しい問題ですし、ややもすれば深刻になってしまいかねません。ただ、「ペットのために」と銘打っているように、自己紹介でペットの話をしていただくと、途端に場がやわらぎ、話が弾みました。
おかげで、木村さんの説明のさなかにも、気軽に質問が飛び交い、90分の予定が120分に延長になりました。また、個別相談の方もおられて、充実した講座になりました。
遺言書を実際に書いておられる方は、まだまだ少数です。しかし、大切なペットのことを考えると、もしもの時のために遺言書を用意して万全を期したいところです。その予行演習としてエンディングノートを書き始めるのがいちばんだと思います。ぜひ、「ペットとわたしのエンディングノート」をご活用ください。

※写真は、相続と遺言書の専門家、司法書士の木村貴裕さん

もしもの時、あなたのペットは?! エンディングノートとともに考える『わんにゃお座談会』結果報告」

7月7日(金)午後2時から東京都 品川区 上大崎 4-3-6 同潤社ビル 401号室 で『わんにゃお座談会』を開催しました。

参加者は5名。最初の自己紹介では、「もしもの時」を考えられた経験をお話していただくことにしました。みなさん犬や猫を慈しんでこられた方ばかり。もちろん、今までたくさんの仔たちを見送ってこられています。思い出してもまだ心が痛むお話もお聞かせいただきました。

次は、「ペットとわたしのエンディングノート」の「ペットの終活」について。獣医師の長嶌優子さんから、大切なペットを新しい飼主さんに託すことになったときのために、ココだけは書き込んでおきたい箇所を具体的に示していただきました。

「人の終活」では、税理士の芦澤千夏子さんが「自分に“もしも”のことがあったら?ペットを守る3つの方法」と題して、「負担付遺贈」「負担付死因遺贈」「負担付生前遺贈」についてわかりやすく解説していただきました。

次の「ペットの終活×人の終活」では、ペットライフネットの代表の吉本由美子が、「わんにゃお信託®」でお世話しているペットたちを紹介しました。

最後に、高齢でもひとり暮らしでもペットと一緒に暮らしたいという思いを可能にするにはどうしたらいいのかという話に及びました。ペットと触れ合え、いろんな世代と交流できる、そんな空間が創りたい!欲しいね!と、新しいビジョンが生まれました。

気づけば、終了予定時間を1時間も延長してしまっていました。それでも、どなたも退席されることはなく、まだまだ話したりない様子。帰り際、「楽しかったです!」と言ってくださった方もありました。

ペットのためのエンディングノート&遺言書☆専門家にわからないこと何でも聞いてしまおう!犬猫茶会

2023年5月6日(土)13時半から大阪市総合生涯学習センターで開催しました。参加者は10名。PLNは、檜山さん、木村さん、梨岡さん、なかくぼさん、そして吉本の5名。総勢15名の参加になりました。30人収容の研修室でしたので、適度の余裕があり、ロの字型に机を並べると話しやすい雰囲気なりました。

最初に「ひとり暮らしでペットを飼っているのだけれど、もしも私がペットを遺したまま死んでしまったら、ペットはどうなるの?」という質問をとりあげると、みなさん、身につまされる話なのでしょう。次から次へと質問が沸き起こり、真剣な話し合いになりました。そして、飼い主が生きているうちに手を打っておかないとペットの運命は厳しいものになるという結論にみなさん、愕然としながらも納得した様子でした。

トイレ休憩を挟んだ後、ペットのためにも自分の老後をしっかり見定める必要があることを実感されたのでしょう。相続の問題、認知症対策などなど、これからわが身に起こりうる課題について次から次へと質問が続きました。

ただ、参加者のみなさん、何もしないままではいけないことは十分に承知したけれど、遺言書は?遺言執行者は? 任意後見は?などなど、どうすればいいの? どこに相談すればいいの? 誰が信用できるの?などなど、一歩踏み出す勇気がまだまだ不足しているようにお見受けしました。

アンケートには、「何をどう聞いていいかさえ、まだ分からない状態です。このような機会を定期的に開催していただき、時間をかけて、じっくり理解していきたいと思います」「同じ立場の人たちといろいろ交流できて、ありがとうございました。専門家の先生達から直接お話が聞けてとてもよかったです」「ペットに遺産を遺すための遺言書の書き方の講習会を開いてほしい」という回答をいただきました。

和やかで、それでいて真剣に話し合えた、犬猫茶会になりました。ご参加いただいたみなさまに感謝!です。

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