第1回『わんにゃお座談会』は、2015年4月11日(土)、中崎町の「キャット・ソシオン」で開催されました。
和やかな話し合いのなか、ペットを飼うことの課題がたくさん浮かび上がりました。
参加者は7名、そのうち猫を飼っている方が6名、おひとりがワンちゃんでした。「猫を飼っている人がこんなに集まるのなんて、めったにない。大ぴらに猫話ができてうれしい」「猫嫌いの人は、野良猫しか見ていないからではないかな。きっと家のなかでの猫の仕草や可愛らしさに触れたことがないからだと思う」…などなど、いきおい、我が家の猫自慢をまじえて大いに盛り上がりました。
また、ワンちゃんの場合はしつけ教室や一時預かりやペットホテルといったサービスが広く知られているけれど、こと猫になると「キャット・シッター」という仕事があることすら、あまり認知されていません。しかも、ワンちゃんなら散歩仲間を通してのネットワークができるけれど、猫仲間のネットワークという話はあまり耳にしません。
どんなに年をとっても猫との暮らしを諦めたくないのなら、まずは猫仲間の輪を広げていき、旅行や入院といった場合もお互いで助け合えるそんなネットワークづくりを始めよう。そうしたら、ペットを飼うことで人の輪が拡がり、日本のコミュニティを変えることだって夢ではないという結論に達しました。
高齢者のおひとりからは、いつかはペットを残すことになるのだから「ペットライフ信託」をつかってペットに少しでも資産が遺せればいいのだけれど、年金暮らしになると一度にペットの生涯分のおカネを用意するのはハードルが高すぎる。飼い主が亡くなったら、その住まいを処理してペットの飼育に役立てることができる 「リバースモーゲージ」のような仕組みはできないだろうかという意見もでました。
なお、当日はNHK「さきドリ!」のてれび取材が入りましたが、カメラを意識する暇もないくらい話が弾みました。第2回の「わんにゃお座談会」が楽しみです。
(文責:吉本)
※写真は、「キャット・ソシオン」のブログからお借りしました。