■ペットライフネット設立3周年記念セミナー「高齢者と猫」 結果報告

2017年2月5日(日)14時から西天満のエートスステーションでペットライフネット設立3周年記念セミナー「高齢者と猫」を開催しました。
小雨降る中、出足が懸念されたのですが、参加申込者は56名、うち欠席は4名、当日参加2名で、総勢54名で会場が埋め尽くされました。荒井さんが代表をつとめる「大阪ねこの会」からのメーリングリストやブログなどでセミナーを知り、参加くださった方々。また、石井万寿美先生のブログ「ペットのいる暮らし」の愛読者の方々と、みなさんそれぞれにお目当ての講演があり、会場は熱気に包まれました。

講演後にアンケートをとりましたが、44名中38名(86.4%)がアンケートに答えてくださいました。
(1)セミナー全体に対する感想は、「非情に満足」39%、「満足」55%という結果になり、ほとんどの方に満足いただけるセミナーになりました。

質問の(2)では、セミナーの中で興味を持たれた講演をお聞きしました。荒井りかさんの「高齢者と猫」に対して「訪問ヘルパーとして独居高齢者が猫と暮らしている場面が多く、少しでも正しい情報を伝えたいと思ったので」というお声や、「今の社会問題になっている現状とこれからの課題解決に向けてとっても興味深い講演内容でした」「高齢者だけの問題でなく、ペットを飼っている皆が向き合う問題なので興味があった」など。また、荒井さんのユーモアあふれた話し方に「荒井さん、軽快な話しぶりでわかりやすい」と大絶賛が寄せられました。
石井万寿美先生の「猫の病気」については、「先住猫が尿の病気になりやすいので、その知識と予防のために役立った」「猫の命にかかわる病気についてその実態で日常生活のなかで対処法、予防法など大変役立つ内容だった」「ネコモルビルウィルス、初めて知りました。勉強してみます」など、猫の飼い主ならではの感想が寄せられました。
檜山洋子弁護士と木村貴裕司法書士による「わんにゃお信託®具体例と信託の活用法」については、「このような制度があることを素晴らしいと思った」「はじめて聞く話だったので、もっと詳しく聞きたかったです」「いちばん知らない、知りたいことだった」といった驚きの声がたくさん寄せられました。
最後に、ペットライフネットが計画している活動について、参加したいものはどれかをお尋ねしました。トップは、「シッターさんを招いての高齢ペットの飼育相談会」。「上手なツメの切型、歯の磨き方などごく日常的なことを話し合いたいです」あるいは「ペットシッターが高齢者もケアできる訪問ペットケアなど」といったご意見もいただきました。

今回の設立3周年記念セミナーでいただいたみなさまからのご要望やご期待にそえるよう、ペットライフネットでは今最も関心のあるテーマをとらえてセミナーや勉強会を開催してまいります。そして、それが新しい交流の機会につながり、ペットとともに安心して暮らせる社会の基盤づくりに微力ながらも尽力する所存です。みなさまのご支援、ご協力を切にお願い申しあげます。
※写真は海野隆さまのfacebookのアルバムから転載させていただきました。

「もっと、保護犬・保護猫」プロジェクトさんが、
セミナーの要約と感想を寄せてくださいました

2/5(日)に開催された、NPO法人ペットライフネット設立3周年記念セミナー「猫と高齢者」に参加してきました。
大阪ねこの会の代表・荒井りか様からは、「猫と高齢者」について。急増する多頭飼育崩壊や高齢者の飼育困難(ネグレクト)のお話を聴くことができました。
「確かな受け皿」がない現在、飼育放棄された猫の引き取り手はボランティア頼みとなっています。ご自身の経験を踏まえてのお話は差し迫るものがあり、山積する課題をどのように解決していくのか……各々の立場で向き合い、考え続け、発信し続けていく必要があると感じました。
【ペットの飼育者に求められる課題】
1.ペット飼育について知識を得る
2.地域のつながりをもつ
3.ネットワーク作りをする
4.ペットについて書き記しておく
5.ペット貯金をしておく
6.年齢に応じたペットとの関わり
【ボランティアの今後の課題】
1.ペット飼育について啓蒙活動をする
2.地域とペット飼育者をつなげる方法を考える
3.ネットワーク作りをする
4.ペットについて書き記すフォームの作成
5.いざという時のために空きを作っておく
6.公的な機関との連携を考える
【地域や行政の今後の課題】
1.公共の配布物・掲示物などでペット飼育について啓蒙する
2.各地域で勉強会やセミナーを開催する
3.各区の保健センターに相談窓口をつくる
4.ボランティアと連携する
5.社会福祉協議会との連携を考える
招き猫ホスピタル院長・獣医師の石井万寿美先生からは「猫の病気~腎不全とがんを中心に~」について、たいへん興味深いお話を伺うことができました。
20年前の猫の平均寿命は5歳だったそうです。長寿命となったペットのQOL向上のためには、普段からペットのケアをすること。小さな変化に気付くことができれば、ペットの負担を減らすことができる。飼い主も正しい知識を持って、予防に心掛けるのが何よりだとお話されました。
NPO法人ペットライフネット様の「わんにゃお信託®」については、弁護士の檜山洋子様と、司法書士の木村貴裕様から。掛け合い漫才のような笑いも含めながらのお話で、遺言や相続に知識のない私にもすんなりと理解できる、とても貴重なお話でした。
最後に、NPO法人ペットライフネット理事長・吉本由美子様からは、「わんにゃお信託®」の具体例をご紹介いただきました。本当は、「わんにゃお信託®」がなくても、ネットワークの力で遺されたペットの終生飼養は可能だ、それが理想の形だとのお言葉が、とても印象に残っています。
多頭飼育崩壊や飼育困難(ネグレクト)が起きる背景には、社会が抱える「孤立死」「無縁化」「絆」などの問題が、少なからずかかわっているように感じます。不幸なペットたちが生まれてしまう前に、私たちに何ができるのか。様々な角度からのアプローチが求められています。

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