シャイなくーちゃん14歳の大病と医療費

わが家は4ニャンズ。そのうち、一番シャイなくーちゃん(クッキー・もうすぐ14歳)は現在、朝・夕とも肝臓・胆嚢・甲状腺・副腎のお薬を4錠ずつ飲んでいます(といっても猫缶にくるんで食べさせている状態)。その薬代は月2万円也。その他、カリカリは甲状腺ホルモンを抑える療養食なので月6000円也。さらに、月1回、肝臓と甲状腺の血液検査が6000円也、そしてタクシー代が毎回2000円也…。

くーちゃん(左)とみゅーくん(右)
くーちゃん(左)とみゅーくん(右)

昨年6月、急に足の毛の一部が抜けてきたので皮膚病だと近所の病院に連れて行ったところ、「血液検査をしておきましょうね」といわれ、了承したらさあ大変。肝臓の数値が異常に高く、甲状腺の数値も高くて甲状腺がんの疑いありとのことで、大病院にてCT検査。幸い、甲状腺がんではなく甲状腺亢進症と診断されたのだけれど、その大病院では悪性リンパ腫の疑いありと診断され、改めてレントゲン検査と血液検査、そして内視鏡検査、針生検。それらの検査で16万円也、そのときのタクシー代が6回で1万2000円也、点滴4回で2万4000円也…。
結果、確信的な感じで言われたはずなのに悪性リンパ腫とは診断されず、あちこちの高い数値を投薬で抑えることになり、現在に至っています。

その間、甲状腺亢進症を抑える薬の副作用で嘔吐を繰り返し、ぐったりして点滴で何とか持ち直したこともありました。数日間、何も食べなくて激ヤセし、死を覚悟した日もありました。それでもようやく猫缶を食べてくれたときは大感激、そのいじらしさに涙・涙…。もし、あのまま亡くなっていたら、病院に連れて行ったこと、無理に薬を飲ませたことなど、どんなに後悔したことでしょう。

最近のくーちゃんは、パソコンに向かって仕事している私の膝を占領したり、布団に入ってきたり、まるでこれまで甘えられなかった分を取り返しているかのよう。最初、病院に連れて行くときには私は夏でも長袖・手袋で捕獲し、病院でも3人がかりで網にくるんで診察していましたが、いまではすっかりお利口さんです。

きーちゃん(左)とくーちゃン(右)
きーちゃん(左)とくーちゃン(右)

お金がかかることはビンボーヒマなしの私としてはとても痛いけど、縁あってわが家にやってきた4ニャンズたち(16歳・14歳・14歳・14歳)が20歳の誕生日を迎えるまで、海外旅行もホストクラブ(!?)も我慢して頑張ります。

(高橋もとこ)